懐かしい曲を聴いた瞬間、家族旅行を思い出しました。

先日、とある喫茶店に入ったら、あるモーツァルトの曲が静かに流れてきました。

その瞬間、ずっと昔家族で行った家族旅行の様子を思い出しました。

我が家はとある海沿いの地域に、毎年夏になると決まって家族旅行をしていたのですが、そこに行くまで必ず車を利用していました。

海沿いの地域に着くまでにはいくつかの山を越えなければならないのですが、山中を走っている最中、よく車の中で流れていたのがクラシック、主にモーツァルトだったのです。

音楽というのは不思議なものです。

昔何度も繰り返し聞いた音楽、とりわけ楽しかったり嬉しかったりする強烈な感情とともに聞いた音楽というのは、ずっと後で聞いても強烈にその時の記憶を思い起こさせ、まるで自分が過去にその音楽を聴いている瞬間に戻されるような感じを味わわせてくれます。

その時も私は、静かな店内に流れるその曲を聴きながら、幼かった自分や、兄弟のこと、父母のこと、家族が乗っている車が緑あふれる山中を走り抜けていく様子、旅行という非日常をすごしているわくわくする感じ、などを一瞬にして思い出しました。

本当にまるで自分が過去のその一場面にいるような感じさえして、強烈な懐かしさを感じたものです。

同行していた人に話しかけられて、自分の回想は終わったのですが、しばらく懐かしいような切ないような感じが胸に残っていました。

家に帰った後、ふと自分もいつか家族と一緒に車に乗って、あの時と同じ道をたどって同じところに旅行してみたいという気になりました。

いつも旅行の時に運転していたのは父でしたが、父にあの時の道順を聞いて、同じ道をたどって自分も車を走らせてみたいと思ったのです。

あの海沿いの地域への旅行、そこに至るまでの車での道のりというのは、私にとって何より大切な子供のころの思い出であり、今でもその時のことを思い出すと懐かしさと幸せで胸がいっぱいになるほどです。

大人になり、嫌な思いやしんどい思いをすることもそれなりに増え、疲れてしまうときもあるけれど、そんなときだからこそ昔の幸せだった思い出を辿り、元気を取り戻したいと思いました。

車の中で聞く音楽はもちろん同じモーツァルトの曲で、あの時と同じように緑あふれる夏の季節に、愛する家族とドライブしてみたいと思っています。

 

家族旅行は新しい車で

査定事情を知らずお気に入りの愛車が1万円に